一般企業でテレワークが進む中で多くの人が目にするようになった言葉のひとつに「テキストコミュニケーション」があります。
読んでそのまま「テキストによるコミュニケーション能力」についてなのですが、ゴルフスクールでも活用できるお話なので、今回はぜひご紹介させていただきます。
問い合わせメールへの返信や、会員さんとのオンラインサポート時にお役立ていただけると幸いです!
1.テキストコミュニケーションの重要性
わざわざ「テキストコミュニケーション」という言葉を使って記事を書くほど、重要視されているのは、文字によるコミュニケーションになると、これまで対人接客時に使っていたコミュニケーション手法が2つ封印されてしまうからなのです。
対人でのコミュニケーションには、
・表情
・声色
・身振り手振り
など、言葉だけではなく様々な要素で情報を伝えることができます。
しかし、テキストコミュニケーションになると
・言葉
のみで情報を伝えなければならないため、難易度がとても上がります。
必要な情報だけをそのまま伝えていると「冷たい印象」になりがちで、実際に会ったことのない相手には「感じ悪い人だな」と思われやすいこともあります。
ゴルフスクールのみなさんは、メールで体験レッスンの申込受付をすることも多いと思いますが、体験レッスンの申込者は皆さんと会ったことがないため、一番最初のメールで「この人冷たそう…」という印象を与えてしまうと「親身にレッスンをしてくれないんじゃないか」「上達しないと怒られそう」などネガティブな印象ばかりが大きくなってしまいます。
せっかくの体験レッスンの申込みをネガティブなイメージに繋げないために、テキストコミュニケーションの攻略法を知っていきましょう!
2.デジタルの文字に感情を持たせましょう
テキストコミュニケーションで一番大切なのは「人間と会話している」と思っていただくことです。
そのため、【記号】【絵文字】を使用して感情を乗せることが一番手近な方法です。
例えば
「かしこまりました。」
の返信について、「。」で終わってしまうとどこかロボット的な印象がありますが、記号を付けるとどうでしょうか?
かしこまりました!
→元気な印象。こちらの要望に嫌な気持ちなく受け入れてくれた印象
かしこまりました…
→不安な印象。嫌だったのかな?ダメだったのかな?と不穏な空気
たった「!」と「…」の違いなのに、真逆な印象を与えてしまいますよね。
しかし、気を付けていただきたいのは「!」を付ければ常に元気な印象を与えられるかというとそうではありません。
申し訳ございません!
失礼しました!
と謝罪の際に使うと、勢いが良すぎて開き直っている印象を与えてしまうので要注意です。
☆や♪も使いやすいですが、一番最初のコンタクトで使ってしまうとビジネスメールとしてはやりすぎ感が出てしまうので、使うタイミングや相手を選んで使用することをおすすめします。
3.プラスの一言も効果的
記号が取り入れやすい方法ではありますが、「事実」を回答するだけではなく、プラスの印象を与えるために、あえて「プラスなひとこと」を伝えてあげましょう。
●日●時から予約おねがいします。
というメールに対して、「かしこまりました。」という「事実」だけで会話は成立するのですが、
かしこまりました。
事前に不安なことがありましたら、いつでもご連絡くださいね。
と「プラスなひとこと」を加えることで、記号を使わなくても優しい印象を与えることができますよね。
・当日、お店が分かりにくいようでしたらお電話いただければご案内いたしますので、お気軽にご連絡くださいませ。
・当日お会いできるのを楽しみにしております。
のようなコメントでも良いかと思います。
ちょっとおせっかいかな?と思うようなコメントをつけることがとても大事なのです。
まとめ
・事実だけを伝えていると、悪いことをしているわけではないのに印象がマイナスになってしまう
・事実だけを伝える場合には、「記号」「絵文字」を上手く活用しよう!
・事実にはプラスなひとことを付けるだけで、印象アップです。
こんな言葉にはどんな記号をつけたら効果的?プラスなひとことはどんな言葉がある?など、疑問がありましたら、お気軽にお問合せください!